樹脂の試作品、コストを抑える方法とは

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樹脂の試作品、コストを抑える方法とは


試作はなるべく安く!そうですよね。わかります。
試作なんて開発工程の通過点にすぎないもの。でも・・・、私達、長年試作業やってますが、コストを重視するお客様に限って、あれ?・・・と思う事が多いのも事実なんです。

試作のコストって何を指すの?

そもそも、試作の高い、安いって基準はどこで判断となるのでしょうか?様々な経験を元に判断されるお客様もおられるでしょうが、だいたいはその時々の相みつもりによる判断になると思います。

加工の会社は、頂いた情報・・・主に図面や3Dデータを元に、試算するわけですが、基本的に人件費や機械のコストを積み上げて金額出しをするわけで、私達は企業努力として、工数の削減、人件費の削減、減価償却済の機械での製造、協力会社の活用等でコスト削減を図って競争に負けないよう、努力をしています。

と、まあこれは我々加工業者側の話ですが、なにが言いたいかというと、安く済むコストは必ず理由があるという事です。



コストが安いとはかかる経費を抑えるということ。

これ、当たり前のことです。試作屋に限らず、どんな分野でも同じでしょう。
簡単にいうと極力余計な事はしないという事です。

試作市場が特別なところは、量産品と違い、一つ一つの加工品が一品一様の単品加工で毎回仕様が違うということです。

しかし、一品一様の試作品製作で、極力余計な事をしない見積もりを短時間で行うことは中々難易度が高い作業で、出来る人もそれなりにスキルが要求されます。

そんな状況でも予測の正確性を上げるため、私達は性格な情報を求めます。お客様の要求事項が明確であれば、要求を通過できるぎりぎりのラインも見えるので、工数削減⇒コスト減となるわけです。

また、コストが安いという事は指示以外のことはやりませんよー。とも言い換える事ができるので、お互い、見積もりの認識を一致できるお客様・・・例えば毎日、定期的に見積もり案件を頂けるお客様など、お互い疎通ができるお客様は、我々も正確な見積もりを提示しやすいのです。

または、このルールでしか加工はしません!という加工会社さんも同様でしょう。

つまり、図面や3Dデータを正確に揃えて頂き、それ以外の要求は別途見積もりさせてくださいということになるわけです。

コストが上がる要因

ずばり、やるべきことが明確でない案件は高くなります!

例えば・・・

①明確な指示がない。
②ゴールがわからない案件。
③お客様が内容を把握していない。

いかがですか?

冒頭にコストを重視されるお客様に限って・・・と記載しましたが、これは『なんでもいいからちゃちゃっと安くやってよ!』というお客様のことです。
もちろん、当社のお客様でそんなお話しをされる方はおりません。でも、要件が定かでない見積もり案件はけっこうあります。

あぶない仕事は高くなる。

前述にも記載しましたが、要件が明確でない、またはリスクを感じる工程があると想定される場合余裕をみて、見積もりは膨らむわけです。
例えば、不必要に高い寸法公差や平面度、面租度などはリスクを感じる要件があればコスト高になります。
その為、発注の際は最初から、公差を緩くして頂くなど工夫があれば安くなる可能性はぐっと高まります。

もし、試作品を発注する際、あいまいな内容や状況で見積もり依頼をすると、だいたいコスト高という結果となって帰ってきますので、ご自分で確認できる範囲は調べて頂き、発注前に条件の緩和など提示頂けると、コスト削減につながると思います。

ただ・・・そうはいっても、具体的にはどうすればいいの?というお客様でも大丈夫。

私達はそのような案件でも、ヒアリングを行い、一緒にゴールの設計をして、開発を進めることを得意としておりますので、ぜひ、ご相談ください。

ただし、その場合のゴール設定は、まずは安く!ではなく、よい製品開発が出来るための試作による検証となりますね。

あ、それと誤解のないよう記載しますが、コスト削減は勿論大事です!ポイントを抑えてコスト削減もしっかり考慮してご提案しますよ!

このあたりの詳しい内容は技術資料ダウンロードの『試作屋がこっそり話す試作コスト削減の話』をご覧ください。

それでは!また!

技術資料ダウンロード

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