初めて試作をお願いする時のポイントとは

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みなさんこんにちわ。

今回は、はじめての試作をお考えのお客様に向けてのお話となりますので、すでに試作会社を使ったことのあるお客様は飛ばしてくださいね。


初めて試作加工をお願いしたい・・・。

有り難いことに、そんなお話を頂くことが多くなってきており、弊社としても、出来るだけ多くの皆様のお役に立ちたいと考えておりますが、残念なことに、お請けできないお客様が多いのも実情です。

もう少し情報を整理してからお問い合わせ頂いても遅くはないのに・・・と思うお話もかなりあるため、ちょっとだけポイントを紹介します。



そもそも試作の何をお願いしたいのか





そもそも、試作の何をお願いしたいのか・・・すでに製品開発を行っているお客様ならいざしらず、初めて試作をお願いしようとするとき、どうしたらいいかわからないお客様も多いのではないでしょうか?例えば『新たにハードを開発したい』といった場合、設計開発の知見が自社内には無い場合、協力会社を探す事になりますね。

で、インターネットで探してみると・・・・たくさん会社がでてきますが、なんだかよくわからない。どのホームページも同じような内容ばかり・・・。それでもいくつかピップアップして問い合わせてみても、なぜかどこもそっけない。それどころか返事すらない・・・こんなご経験はございませんか?

なぜこのような事が起こるかというと、初めての試作のお客様では、ビジネスとして実現性が低いと判断するためです。

つまり、試作や製品開発の知見を持ち合わせないお客様は、見積もりだけで断念されることが多い・・・・だったら最初から余計な動きをしない方が良い。という考えが働くからです。

例えば家電や車など、商品を購入する際は、金額が提示されている為、想定額とのギャップを生む事はあまりありません。ですが、試作や開発案件は明らかな金額は存在しないため、まずはコンタクトを取って見積もりを・・・となりますが、金額にびっくりされてやめてしまうお客様が非常に多いんですね。そもそもどの部分から具体的に何をお願いしたいのか、ご自分でも理解できないままお願いする為、見積もり金額の内容が理解できないまま、高い!となることが多いからです。

これはお客様が悪いとかそういったお話ではなく、試作や製品開発がそれだけ一般的ではないということです。ただ、残念なことに、試作加工の会社は、中小零細が多く、このようなお話の場合、本当はお手伝いしたいけど無駄なリソースをかけられないと判断して冷たい対応をとる会社が多い・・・となります。


最低限用意するもの






では、そのような残念なことにならないためにはどうしたら良いのでしょうか。

個人的な見解も含まれていますが、次の5つの点を抑えて頂くと、具体的なお話につながる確率がグッと高くなると思います。



①図面を用意する。

そんな面倒なことできるかい! っと怒られそうですが、ちょっと待ってください。なにも完璧な図面を用意してとはいいません。手書きでもよいので、図面があると無しでは対応がだいぶ変わりますよ。また、図面を書くことによってご自分で形状を理解することも出来るので、おすすめです。


②具体性があることを告げる。

私たちのような製作会社が一番困るのがふんわりとした内容です。ファーストコンタクトの段階で現実的かどうかを見極めているわけですね。その為、開発の背景は重要で、自社でしっかりコミットされている案件かどうかは重要です。逆にお一人で特許を取得し、これから開発を始めるから手伝ってほしいといった内容では、私たちはあまり積極的には動きません。なぜなら、ビジネス性を感じない夢や展望の話と解釈してしまい、現実的ではないと判断するためです。大事な事はリアルな内容です。



③金額ありきで考えない

金額、大事ですよね。よくわかります。ですが、まずは試作でやりたいことを明確にしましょう。試作品で何を検証したいのか。これがベースとなります。金額ありきの場合、協力会社の選定幅が、非常に狭くなり、様々な業者とコンタクトをとる機会を失いかねません。とてももったいない事ですし、われわれのような試作業者としても、金額重視のお客様はあまり手を出しません。
繰り返しますが、金額は大事だと思います。ですが、ただ安くでは目的を見失なう事もあるという事を考える必要があります。



④丸投げしない

丸投げ・・・というと聞こえは悪いですが、つまりチャチャっとやっといてというお客様の場合、打ち合わせやヒヤリングをたくさん行う必要がでてくる事を想定して、必然的に見積もり額も高くなり、受注につながらないことが想定されるため、積極的には動きません。



⑤お願いしたい事を明確にする。

よくある相談事として、どうしたらいいかわからないので勉強させてください・・・といったお話ですね。ある程度はヒアリングで対応できるところもあるのですが、まっさらな状態からだと、なにをどう手伝ったらよいかわかりません。例えば、企画やコンセプト、デザイン案は決まっているので筐体設計から先をお願いしたいなど、依頼したい範囲が明確になっている方が我々としても、ご提案しやすい案件と判断できるのですが、依頼する本人もわからないと言った案件ですとリスクを考え、高めの金額を設定することも十分考えられます。



いかがでしたか?

つまり、要求したい事をご自分で明確に出来ないお客様はリスクが高いので、手を出せませんよ!っということになります。逆に言えば、要求を明確にするには、ある程度、加工方法や材料含めてご自分で調べる事になるので、お客様も見積もりの内容が理解出来る訳です。

ちょっと上からの意見に聞こえるかもしれませんが、いろんな会社に問い合わせて、最適な開発支援の会社をチョイスできるかどうかが、成功の一歩目となります。

あ、ちなみに『プラスチック加工ラボ』では、初めての製品開発もかなり対応している会社と自負しておりますので、お困りごとがありましたら、遠慮なく御連絡ください♪

問い合わせは無料デス。


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