樹脂部品の追加工のメリットとは?
みなさん、こんにちは。
今日は、樹脂部品の追加工についてお話をさせて頂きます。
樹脂部品の追加工とは。
さて、樹脂部品に限らず、追加工、(または2次加工)は、珍しいものではなく、金属部品でも一般的に使われている工法です。
基本的に、一度、何らかの方法で製作した部品をマシニングセンタなどの加工機にセットして、後加工を加え、補正することを言います。
例えば、樹脂部品の場合、射出成形では寸法公差に納めることが難しい形状や材質の際に、当初より成形部品の後加工を想定したものづくりを進めることで、イニシャルコストを抑え、スピーディなデリバリー対応が可能になります。
また、成形した部品の修正が必要な際などに追加工で対応が可能です。何十万個という単位であれば、金型を修正する方がコスト的に有利になると思いますが、数千個単位の樹脂部品の修正であれば、コストを抑えて形状を修正することができます。※形状や条件にもよります。

圧倒的に早い対応力
また、成形した部品の修正を行う場合、どうしてもネックになってくるのが時間です。通常、成形部品なにか問題がある際の追加工の場合、量産時の組み立ての予定等で、迅速な対応を求められることが多く、対応に苦慮されるお客様もおられます。
特に、金型の削り方向の修正であればまだ良いのですが、金型を盛り方向で修正となりますと、それなりに時間がかかってしまいます。そのため、成形された部品を追加工で対応することで、圧倒的に早く対応することが可能です。
追加工で行われている内容とは。
追加工といっても様々な要望がありますが、代表的な例を挙げると下記の通りです。
1、現状ある部品を用いて、追加工で形状変更を行う。
2、射出成形では部品の寸法が出ない為、後加工で補正する。
3、金型を修正する時間が無い。その為、追加工で対応する。
・・・等となります。
これ以外の追加工も、様々ご要望がございますが、基本的に、治具を製作してセットできれば対応できる可能性はありますので、こんなことできるの?といった内容でも、かまいません。お気軽にご相談頂ければと思います。
プラスチック加工ラボが行う追加工とは?
弊社は試作部品製造分野で長きにわたり、追加工対応してきた会社です。今まで培った試作の工法で様々な追加工に対応しております。50台以上のマシニングセンタによる追加工
治具を作成し、成形部品等をマシニングセンター等の加工機で後加工することで、高精度な追加工が可能です。例えば、射出成形では、ゆがむ形状や、寸法がコントロールしずらい材質などで、成形対応だけではコントロールが難しい場合、マシニングセンタ等の加工機で追加工することで、効率よくポイントを絞って、精度要求を満たすことができます。ボスや穴等の寸法を追加工で調整することで、成形した部品を無駄にすることもなく、短時間で対応が可能です。
また、弊社では、50台以上のマシニングセンタを保有しており、たくさんの部品をまとめて追加工することが可能です。部品点数が多く、振り先にお困りのお客様は、ぜひ、ご相談ください。

また、弊社では、50台以上のマシニングセンタを保有しており、たくさんの部品をまとめて追加工することが可能です。部品点数が多く、振り先にお困りのお客様は、ぜひ、ご相談ください。

50台以上の加工機で、スピーディな対応が可能!
既製品のBOXの修正、追加工も可能。
販売されている規制品のBOXを修正、追加工することも可能です。既製品のBOXを追加工することで、金型を製作せず、大幅なコスト削減が可能です。例えば、既製品のBOXをカットしたい。横に穴を開けたいなどの追加工も柔軟に対応いたします。
いかがでしたか?
追加工対応はごくありふれた工法ではありますが、条件や加工内容などによっては加工先にお困りのお客様もおられるのではないでしょうか?
プラスチック加工ラボでは、試作の工法を用いて柔軟に対応が可能ですので、樹脂部品の追加工でお困りの問題ありましたら、遠慮なくお問合せを頂ければと思います。
プラスチック加工ラボ運営事務局 尾崎 康